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意味になる前の宇宙
場のゆらぎ・時空の偏り
宇宙には、あまりにも多くのことが起きている。
場は静かではなく、時空も平らではない。
ごくわずかな濃淡、ゆらぎ、偏りが、のちに星や銀河になることがある。
けれど、そのほとんどは、誰にも知られず終わる。
ただ起き、ただほどけ、ただ消える。
意味は最初から存在しない。
あるのは、まだ意味ではない差だけだ。
情緒とは、その差異が物質になる前に見せる癖のようなものかもしれない。
午前二時とは、世界がまだ人間を前提にしていない時間だった。
宇宙もまた長く、その時間の中にあった。
—— 観測終了。