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身体から出たい身体
脱身体の情緒史
人間は、身体から出たいと思ってきた。
けれどその欲望は、哲学書の中にだけあるのではない。
それは、頭痛として出る。
不眠として出る。
動悸として出る。
痒みとして出る。
身体的特徴への嫌悪として出る。
薬として出る。
酒として出る。
整形として出る。
タトゥーとして出る。
ピアッシングとして出る。
身体から出たい精神は、いつも身体に現れる。
身体から出たいのに、身体に触るしかない。
身体を脱ぎたいのに、身体を書き換えるしかない。
ここに、脱身体の情緒史の入口がある。
目次
observer@joucho:~/philosophy/disembodiment$ ls
12.00Body Wants Out身体から出たい身体脱身体の情緒史
12.01Symptoms身体に現れる不調精神は身体からしか漏れ出せない / planned
12.02Noisy Bodyうるさい身体痛み、痒み、だるさ、めまい、眼圧 / planned
12.03Restless Body落ち着けない身体不眠、過眠、動悸、パニック、アカシジア、チック / planned
12.04Hated Body嫌悪される身体顔、皮膚、体型、性徴、身体的特徴への違和感 / planned
12.07Body Rewriting書き換えられる身体整形、タトゥー、ピアッシング、身体改造 / planned
12.08Chemical Shift化学的にずらされる身体薬、酒、鎮静、覚醒、眠剤、鎮痛 / planned
12.09Wounded Body傷つけられる身体自傷を美化せず、苦痛が身体表面に翻訳される地点として扱う / planned
思想史ノート
このシリーズの主役は、高尚な思想史ではなく、身体の不調と身体への介入である。
ただし、身体から出たいという感覚は、古代哲学、宗教、グノーシス、デカルト、水槽の脳、トランスヒューマニズム、マインドアップロードにも接続している。
旧「脱身体の思想史」系譜は、補助線として以下に残す。
身体は枷である。
しかし、身体なしに情緒は発生しない。
身体から出たいという願いさえ、身体を持つ者にしか生まれない。
——観測継続中。